太陽光パネルの変わったトラブル記事がありました。雨が降るたびに太陽光パネルの絶縁が低下し、パワコンが地絡を検出して止まってしまうというものです(太陽光パネルの絶縁不良化? 増えてきた「雨天時の原因不明の地絡」)。
野立ての発電所で起こっているようです。パワコンが落ちるだけなら、翌日自動復帰しますが、ブレーカーが切れることもあるそうです。ブレーカーは手動ですから、こうなると現地まで再投入に行かなければならないので大変ですね。
これを発見したのはメンテ専門の会社で、パネル1枚1枚の絶縁を、濡れている時とそうでない時で比べ、いくつかのパネルが濡れた時に絶縁が大幅に落ちているのを発見したようです。良くそこまでやったなぁ、と感心してしまいました。で、濡れていない時は数百MΩある絶縁が、濡れると1MΩぐらいまで落ちたりしているそうです。
問題はパネルメーカーが、「濡れて1MΩぐらいになるのは正常の範囲」と言って不良と認めない点です。正常と言われても、雨が降るたびに現地までブレーカーの再投入に行かされるのは困りものです。
記事に絶縁検査の写真があり(上図)、それを見ると架台は単管で簡単な作りになっています。パネルも安いものを使っているかもしれません。安物であっても、正規の製品なら納得いきませんね。
高いパネルならこういうトラブルは無いのでしょうか? ちょっと気になる記事でした。
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