一昨日、昨日、今日とあいにくの雨で、太陽光発電所オーナーとしては寂しい限りです。今日なんか定格の1%ぐらいしか発電してくれません! しかし思いました・・・「雨の日は太陽光発電がほとんど無いから昼間の電力需要は大きくなっているのではないか?」と。早速、東京電力の「電気予報」で調べてみました。
この「電気予報」では東電全体の毎日の電力需要の様子が表示されていて便利です。今年の夏に太陽光発電によるピークカット効果について調べた時にも参照しました。その時に、一日の電力需要のピークは四季を通じて夕方に来ることを知りました。
昨日の需要は下図のようになっています。
やはり夕方にピークが来ていますね。太陽光発電が無いので少しは昼間の需要が膨らむのかと思いましたが、関係ないようです。昔は電力需要のピークは正午辺りに来ていたのですが、これが夕方にずれたのは太陽光発電によるのではなく、省エネなどの努力によるものと言えるでしょう。
ちなみに、産業活動が少ない一昨日(日曜日、雨)の需要はどうでしょうか。昼間の需要が減るのでしょうか。下がそのグラフです。
前出のグラフとサイズが少し違うので比較が難しいかもしれませんが、夜中の需要は両者ほぼ同じで、昼から夜は昨日(月曜日)の方が全体的に少し(500万kWぐらい)多くなっています。夕方になってもまだまだ産業活動は続いていて需要は減らないようです。
月曜日のお昼休みの需要が凹んでいるのには、多分産業分野の節電が貢献しているのですね。しかし、お昼休みを除いては全体的に一様に需要が増えているだけなので、ピークが来るのはやはり夕方になってしまうようです。
需要曲線からいろいろ読み取れますが、太陽光発電の効果を読み取るのはかなり難しそうです。明日は晴れそうなので、晴れた時の様子も見てみますが、まだまだ太陽光発電の効果は小さいのですかね。
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