東証のインフラファンドに4番目の太陽光投資法人が上場します。「カナディアンソーラー・インフラ投資法人」で、名前からカナディアンソーラーの子会社であることが容易に想像できますが、パネルだけでなく太陽光発電所の運営でも日本で事業を行うようです。
太陽光発電の運営事業となると、当然、FITによる高値買取りを前提とした事業になりますね。私はかねがね外資がFITの事業に手を出してくると日本の資金が海外に流出することになるので面白くないと思っていたのですが、このように日本で上場されると文句を言いにくくなります。FITで発生する利益の一部は分配金として日本に還元されますから。まぁ、利益が全部還元されるわけではありませんが、その分は日本での再生可能エネルギー普及に貢献していると考えますか。
これまでインフラファンドに上場されている法人は5%ほどの高分配を行っています。FITを使った太陽光発電事業は安定した事業ですが、こんな高分配は可能なのかなと思っていました。まぁ、メガソーラーの場合は認定をとってから工事まで時間がかかる結果、割安に機材を調達できる強みもあるので、高分配が可能なのかもしれません。このように高分配の割に東証のインフラファンド市場はあまり目立たなく、最初にタカラレーベンが上場した時に少しだけ賑わいましたが、その後あまりパッとしない状況が続いています。最近少し良くなりましたけれどね。
カナディアンソーラーの分配率はまだ判りませんが、どのようになるでしょう。
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