この記事、会員でない私は頭の部分しか読めませんでしたが、経産省が出力2000kW未満の中小太陽光発電の安全規制強化に乗り出したらしいです。昨年、太陽光発電ではいろいろ事故があり、問題になっていましたからね。
で、
規制強化の対象を2000kW未満の太陽光発電所にするのは、発電所の出力に従って次のような規制の段階があるからでしょう。
- ●50kW未満:ほとんど野放図
- ●50kW以上2000kW未満:保安規定を定めて電気主任技術者を選任し届け出る
- ●2000kW以上:上記に加え、設置工事の30日前までに工事計画を届け出る
つまり現在の法規では2000kW以上でないと事前に届け出る必要は無く、中身はチェックされずに設置されているのです。
一応、技術基準は定められているのですが、事前のチェックがないということは、安全対策を設置者の自主規制に委ねているようなものです。実際、太陽光発電でいろいろ事故があったほとんどは、技術基準が守られていなかった設備のようです。
やはりチェックが無いとルーズになってしまいますね。
特に太陽光発電は2000kWまでと、他の発電所に比べてかなり大型のものまで事前届け出無しに設置できるよう規制が緩和されています。このためFIT導入後大量に設置された太陽光発電所のなかには安全基準を満たせないものが多くあるのではないかと見られています。
怖いですねぇ。
経産省も多分、この辺りに問題意識を持っているので安全規制を強化するのだろうと思います。既設ものについても何らかの対策を取れたらよいのですが・・・。とにかく3月末に方針を出すそうなので、待ってみましょう。尤も、方針が出てから具体的な規制案が出るまで更に時間がかかるかもしれませんが・・・。
実は私は今、次の発電所を検討中なので、安全対策には関心を持っています。
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