最近は太陽光発電のビジネスが停滞しているせいか、ブログネタにするようなニュースが少なくなりました。また、暑くなったこともあり、どうもブログを書くのが途絶えがちです。今年はもう無理してまでブログを書くのはやめておこうと思っていますが、あまりに間が空くのもおもしろくないので、手元にある太陽光関連の雑誌などを見て気が向いたら何か書こうかと思いました。
取りあえず手元に「光発電」がありました。太陽光発電業界には太陽光発電協会と言う業界団体があり「光発電」はそこが出している雑誌ですが、先日の「PV Japan 2016」で最新のものが無料で配られていました。最近の業界のレビューにはちょうど良いかなと思い貰っておきました。
今回の「光発電」はPV Japanを意識していたのか、総括的な内容でまとめられていました。いろいろな記事がありましたが、英弘精機の「大規模太陽光発電所の運用状況」という記事に興味を持ちましたので、気がついたことを書いておこうかなと思います。
まず英弘精機と言う会社は太陽光発電関係の測定機器の老舗です。ここは実験のため太陽光発電所も運営していて、そのうちの「あみソーラーパーク(704.8kW)」「いなしきソーラーパーク(1558.2kW)」での経験についてこの記事で紹介しています。実際的な話なので関心を持ったわけですが、特にモニタリングの方法とモニタリング結果について触れたいと思います。
まずモニタリング方法についてです。
少し見にくいですが、「あみソーラーパーク」この3年間の月毎の発電状況が下図のように示されています。
1kWあたりの発電量で表しているところは私と同じですが、ひと月分をまとめているところは1日平均でまとめている私とは異なります。いずれにせよ、図に見られるように年・月によって状況が異なるので、これだけで発電状況を見るのは難しくなります。そのため、英弘精機では発電の効率を計算すると良いと指摘し、更にその結果を分析しています。
効率を計算して比較したらよいのは当然ですが、実は発電所の効率を計算するというのはちょっと厄介なところもあります。内容的にはおもしろいのですが、長くなりますので説明は次回に回します。
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