ダラダラ値下がりする太陽光パネル

私は継続的にPVinsightsというサイトでパネル価格をモニタリングしています。ここで表示される価格はメガソーラーなどの大口購入に対するものなので、小口購入者の感覚からは少しずれるかもしれませんが、傾向は把握できると思っています。大体、ここに示された倍ぐらいの価格が私の感覚には合います。

 

で、このサイトに示されたこれまでの価格傾向は次のようになっています。

201703コスト

大口購入とは言え、30セント/W台にまで下がっています。昨年、意外に値下がりし、もうこれぐらいで止まるのではと思っていましたが、今年になってもダラダラと下がり続けています。ひょっとすると30セント/Wを切るのかも。

 

これだと日本円でパネル価格は4万円/kWを切りますね。ネットを見ていると太陽光発電所を15万円/kWぐらいで作るという広告があったりしますが、確かにパネル価格がこれなら可能でしょう。ちゃんと工事をしてくれるのか少し不安が残りますが。

 

このようにパネル価格が下がってくると、パネル価格の太陽光発電費用全体に占める割合が小さくなり、逆に他のコストの影響が大きくなってきます。初期投資についてはもちろん、保守などの運転経費の割合も相対的に高くなってきています。一方でFITの買取価格が下がっていますので、収益性を良くするために運転経費を無理に切り詰めようとなってこないかが少し心配です。

 

ここは我慢して必要な出費をし、健全経営していかなければ・・・、我慢と言うより工夫ですかね。太陽光発電も工夫のいる普通の事業になってきているのでしょう。それはそれで歓迎です。

 

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