今回の北杜サイト太陽光発電所の見学で印象に残ったのはホットスポットとスネイルトレイルでしたが、その他でも参考になったことをいくつか紹介します。
まず、運営管理を任されているNTTファシリティーズの話ではパワコンの保守計画をそろそろ考えたいということ。来年が稼働10年目になるので、リプレースか基板交換になるかメーカーと打ち合わせて北杜市に提案したいとのこと。このような保全計画は私たちにも参考になります。2-3年後にはどのようになったか判るので、また来ようと思います。
球状シリコン太陽電池があるのは北杜サイトの特徴です。原理的にかなり無理な作りである上に、下の写真のように随分と変色しており、ほとんど発電していないのではと思いましたが、管理者の話だとまだ半分以上の能力を維持しているようです。こんなにひどい球状シリコンでこの程度の劣化なら、普通のシリコンならもっと良いはずですね。
一方、太陽電池の中には近くの鉄塔の影がかかっているアレイもありました。見たところではそんなにひどい影にはなっていないように見えましたが、それでも4割ぐらい出力は落ちるらしいです。やはり影の影響は大きいですね。
これぐらいですかね。ざっと見学した感じでは配線類も少し劣化し始めているようでした。パネル間配線はむき出しなので劣化が早いですね。20年配線が持つのか気になります。ここがどうなるかで将来の私たちの発電所の将来予測にもなりますので、引き続き見る価値があると思います。
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