ため池での太陽光発電は良く聞きますね。最近もフロート架台で有名なフランスのシエルテールの日本法人が高松でため池発電をするというニュースがありました(香川県のため池で太陽光発電、500世帯分を発電)。
ため池は、公共用地なのでしょうか私有地なのでしょうか。ため池の上は遊休地とも言えますので、ここを利用するのは良い案ですね。とにかく事業を行うのはシエルテールジャパンのようです。FITを利用した太陽光発電事業をあまり海外の会社にやられるのは面白くありませんが、禁止するわけにも行きませんからね。それだけ日本での事業にうまみがあるということなのでしょう。
ところで、 水上ソーラーは効率が良いという説があります。理由は水上は気温が低くなり、太陽電池温度も低くなるからということです。たしかに太陽電池の効率は温度が低くなるほど良くなるのですが、その割合は1度下がるごとに0.3 – 0.4%ぐらいです。水上の温度が低いと言ってもせいぜい2-3度の話ではないでしょうか。そうすると太陽電池の効率は1%ほど改善されるだけで、この程度だと他の様々な効果に隠れて確認するのは難しいと思います。
一方、所沢市は野立てのメガソーラー所沢と水上のフロートソーラー所沢を運営していて、いずれも発電状況が公開されていますので、私はずっと両者の稼働状況を比較していますが、今のところ水上の方が5%ほど効率が良いようです。かなりの差です。上記の話から、この差は温度の影響ではないと思うんですがねぇ。パワコンの効率の差とかも影響大きいですから。
温度の影響については、私は逆にソーラーによって水温上昇が抑えられる効果があるのではないかと思っています。だからどうという話でもないですが・・・。
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