両面ガラス太陽電池は信頼性が高い

普通の太陽電池は裏面がフィルムで覆われていますが、フィルムは一般的に耐久性が劣り、また微量ながら水蒸気が透過するので電池劣化の原因にもなります。このため最近は裏面もガラスにして対候性や耐水性を上げた製品が出てきています。

 

しかし、ここで参考にした記事は「消防士の死亡例も、発電が止まらず、燃え続ける太陽光パネル」という物騒なもので、そこでは両面ガラス太陽電池が信頼性向上以外に火災にも強いことを指摘しています。

両面ガラス

太陽電池はそれなりの電流を発生するので、トラブル時に発火することもあります。なかなか火事までには至らないのですが、稀に火事になることもあります。問題は火事の時にも太陽電池は発電を続けていることで、この記事によると消火にあたった消防士が命を落とす事故もあったようです。

 

このため消防では太陽電池火災の対応には留意するようになっているらしいですが、太陽電池の側でも耐火性をあげることが望まれています。太陽電池の耐火性向上へ規制も検討されているようです。

 

耐火性向上のためだけに裏面がガラスになるかどうかは判りませんが、初めに述べたように裏面をガラスにすると太陽電池の対候性も向上するという利点もあります。また、最近は両面発電型の太陽電池もあり、その場合は効率の点でも得をすることになります。

 

結構、両面ガラス型の太陽電池はこれから有望なのかもしれません。

 

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