さて、今日は重大ニュースと言うよりも、今年の動きで気になったことを少し追加して書きます。
- ソーラーシェアリング
今年はソーラーシェアリングに対する注目度がかなり高まったような気がします。匝瑳市でのソーラーシェアリング開所式には元首相の小泉・細川・菅らが顔を揃えるし、小泉ジュニアもソーラーシェアリングに興味を示していました。太陽光発電シンポジウムでも取り上げられていましたし、政府のプロジェクトも始まったと思います。日本は土地が狭いので、こういう形でうまくシェアして発展して行ってくれたらと期待しています。
- シャープ、高値の長期Si購入契約を解消
経営不振のシャープは、鴻海のお蔭で今年は立ち直りの兆しを見せているようです。私は、鴻海は太陽電池事業を切ってくるだろうと思っていましたが、継続するみたいですね。太陽電池事業の最大の問題であった高値Si長期購入契約を解消しました。日本の他の太陽電池メーカーが事業不振で生産の集約・再編などを強いられている中で、シャープは太陽電池事業を継続するようです。しかし、年末には太陽電池事業を子会社に集約すると発表しました。状況はちょっと不明。シャープはもちろん、日本の太陽電池メーカーの今後がどうなるか、とても気になります。
- 太陽光ファンド、好調
今年も東証のインフラファンド市場に日本再生可能エネルギー、カナディアンソーラーが上場し、これで計4社になりました。インフラファンドは今年前半はあまりパッとしない様子だったのですが、後半にはジワジワ上げてきています。また、太陽光発電事業会社のレノバが今年マザーズに上場し、一方でエコの輪の個別の太陽光ファンドが好調に売れるなど、太陽光発電が資金調達の面でも広がりを見せているような気がしました。
これ以外に、ニュースが無くて気になったのがテスラの屋根一体型太陽電池。昨年発表されてからその後音沙汰なし。テスラは車の方でも少し手こずっているような噂があったような・・・。どうなるのでしょう? 来年は何かニュースがあるかな。
ということで、 今年は太陽光バブルも萎み、定着に向けて動き始めたような気がします。単純な金儲けの人達が減って、太陽光を推進したいという人達が頑張る環境に変わっていくのではないでしょうか。これからが真価を問われることになるのでしょう。来年も太陽光の躍進を祈って注目し続けるつもりです。
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