太陽光発電をやっている人なら来年度のFIT価格がどれぐらいになりそうか想像がつきますね。19円ぐらいですかね。スマートジャパンでも同じような予想が載っていましたが、記事の内容が参考になりました(2018年度のFIT価格、事業用太陽光は数円の引き下げへ)。
参考になったのは価格算定に使われる数値です。まず、太陽光発電のシステム価格ですが、2017年の平均値が30万円/kWとなっています。随分高いですねぇ。それでも2016年より1.6万円/kW下がったとか。ただ、価格算定にはトップランナー方式で上位25%の値を用いるようで、それなら22.1万円/kW。まだちょっと高いような気がしますが、これぐらいならあり得ますかね。ちなみに2017年の算定ベースが24.4万円/kWだったらしく、約1割の低下ですね。そうすると来年は19円かな。
土地造成費用、接続費、運転維持費は据え置き、これは良いとして・・・、
注目すべきは設備利用率。2016年のFIT価格算定の時に使った設備利用率は15.1%だったらしいです。えーっ、高い。いやこれはパワコン出力で見た設備利用率、つまり過積載になっているということですね。太陽光パネルで見た設備利用率は12-14%ぐらいですから、過積載で1-2割向上していることになります。そうすると、前述のシステム価格が高かったわけも判ります。太陽光パネルで見たシステム価格は、20万円/kWを切っていたのですね(トップランナー方式の場合)。それなら、納得。
で、注目すべき点は、 設備利用率にもトップランナー方式を採用することになったという点。その場合の設備利用率は17.1%になるそうです。そ、そんな高い値、130%以上の過積載をしないと到底実現できない、・・・というか、これからは過積載することをエネ庁も要求していると見て良いでしょう。
設備利用率が17.1%ということになると、FIT価格は19円以下ですね。18円を切るかもしれません。まぁ、これまでのシステム価格はFIT価格に合わせて設定していたきらいがあり、また、日本の太陽光発電は海外に比べて高いという状況があるので、FIT価格を下げることは歓迎すべきことなのでしょう。
しかし、昨年の東北電力での太陽光発電の入札価格の最低が17.2円だったことを考えると、それ以上安くならないだろうと思うので、あとは18円しか考えられないですね。あるいは小数点以下の数字が出てくるか・・・。
当たっているかな?
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