前に、雨の日は太陽光発電が無いので電力需要が増えているかどうかを東電の「でんき予報」で調べたことがありました(雨の日の電力需要)。その時にははっきりとは判らなかったので、晴れの日と比較してみようと思いましたが、あいにくずっと天気が悪く確認できませんでした。
昨日は快晴ではありませんでしたが、良い天気でしたので早速でんき予報を調べました。下がそのグラフです。
これだけでは判りにくいと思いますので、前回の雨の日のグラフも示します。
どうでしょうか。有意差あるでしょうか。ほとんど同じですね。
しいて言えば雨の日の方が需要が大きいような気がしますが、有意差と言うほどではないような気がします。また、この雨の日は気温も低かったので、エアコン需要があったことも考えられますから、上の2つで晴れの日の太陽光発電の効果を考えるのは難しそうです。
それより気になるのは、需要のピークは必ず夕方に来るという点です。
昨日は暖かくてエアコンなど必要なかったと思います。すると照明だけでこんなに需要が増えるのでしょうか。逆に昼間の需要がやたら少ないような気もします。東電の発電設備は原発なしでも5000万kWを超えていると思うので、相当、余っています。
一日の電力需要ピークが夕方に移ったのはいつ頃からなのでしょうか。昔は夏の真昼に需要ピークが来ると言われていましたが、今では冬の夕方に来ると言われています。これは、省エネ技術の発達で夏のエアコン需要が改善されたのか、暖房へのエアコン普及で冬の夕方の需要が増えたのか・・・、その結果、今の年間の需要ピークは昔のピークより少ないのか多いのか?
まぁ、こんなことは電力関係の人は良く知っているのでしょうが。
いろいろ知りたいことが出てきました。でんき予報と言うのは意外に面白いですね。
私は太陽光発電の状況についてはいろいろ調べていますが、それだけでなく電力需要についてもこれからマメにチェックしてみようかなと思います。
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