産総研には福島再生可能エネルギー研究所があり、文字通り福島で再生可能エネルギーの研究をしています。私も太陽光発電のセミナーで同研究所に行ったことがありますが、新しい工業団地のようなところの新しい研究所でした。恐らく、震災復興に工業や新技術の導入を図りたい地元と、再生可能エネルギーの研究施設を確保したい産総研の思惑が一致して、このような研究所が建設されたのでしょう。そのためか、同研究所は地元の企業との共同開発に熱心で、産総研の技術報告会にもその開発結果が報告されています。
で、研究所では新しく地元と再生可能エネルギーの共同技術開発プロジェクトを募集し、このたび、開発テーマが決まったようです(「福島モデル太陽光モジュールの開発」など、産総研が被災地企業を開発支援)。内容はあまり公開されていなくて良く判りませんが、記事では研究テーマの一つとなっている、「福島モデル太陽光モジュール」に使われる「銀メッキアクリル粒子」の写真がありました(下図)。
これをどのように太陽電池に使うのかよく判りませんが、多分、発電部分ではなく収電極あたりに使うのだと思います。
技術の詳細はともかく、このように地元の企業と直接技術開発をするというのは良いですねぇ。開発テーマになっているのは細かい技術が多いのかもしれませんが、そういうところから面白い技術が生まれたりしますからね。大手も頑張らないと・・・。
それにしても「福島モデル太陽電池モジュール」っていったいどんなモジュールなのでしょう? 皆さんも興味ありませんか? 確か、再生可能エネルギー展のような展示会で福島のコーナーがあったように思います。そういうところで判るかもしれません。
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