太陽光パネルの劣化の記事

これは少し古い記事ですが(2017年10月18日付)、別の記事からリンクされていて、なかなか興味深い内容で参考になりました(バックコンタクトやPERCパネル、約半年でPIDやLIDによる劣化も)。

パネル劣化

内容は少し専門的なところもありますが、私が関心を持ったのは薄膜太陽電池の劣化と新技術の(IBCとPERC)太陽電池の劣化の話です。

 

まず薄膜太陽電池についてですが、薄膜太陽電池にはアモルファスシリコン太陽電池とCIGS太陽電池の2種類があります。この内、アモルファス太陽電池はもともと光劣化があるということで有名で、やはり設置後徐々に劣化が進んでいるようです。これは順当な結果。一方のCIGS太陽電池は劣化が少ないというような噂もありますが、ここの試験ではシリコン太陽電池より少し劣化が大きかったようです。まだ判断するのは早計ですが、劣化が少ないとは言い切れないようですね。

 

新技術太陽電池では、IBC(裏面電極)太陽電池でPID(Potential Induced degradation:高電界により誘起される劣化)が見られたそうです。高電圧側のパネルで多く見られたのでPIDと判断したそうです。一方のPERC(保護裏面電極型)太陽電池ではLID(Light induced degradation:光誘起劣化)が見られたそうです。PIDは半年ほどで、LIDは暴露してすぐに劣化が見られたそうで、せっかくの新技術なのに劣化がそんなに早く見られるのは心配ですね。ただ、これらの劣化が新技術に由来しているものかどうかはまだ判りません。単に粗製濫造だっただけかもしれませんから・・・。

 

それにしても、ここ(メガソーラービジネス)にはなかなか良い記事が多いですね。日経BP系列ですが、技術的な内容をうまくまとめていると思います。この記事も参考になりましたが、この記事からリンクされている記事も参考になります。明日はここで紹介されているスネイルトレイルについての記事について触れてみます。

 

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