昨日、「東電が面白い新電力事業を始めることが新鮮だ」というようなブログを書きましたが、東ガスも同じようなことを考えていたようです。狙いは完全に東電の新電力と競合しているようです(東京ガスが主役の「反・東電連合」結成、戦いの舞台は全国へ)。
いやしかし記事のタイトルが凄いですね。戦いの舞台は全国へ、か。電力小売りが自由化され、このようなことが起こるだろうと予想されていましたが、本当に起こってきました。しかも東電がやっている!
で、東ガスが始める新電力事業では「デジタルグリッド」と言う会社の技術がベースになるようです。この会社は東大の阿部特任教授が自分の「デジタルグリッド」技術を実現するための会社で、この技術もブロックチェーンをベースにした取引を行うもののようです。当初は「デジタルグリッド」を実現するグループに東電も入っていたようですが、なぜか抜けてしまいました。代わりに東ガスが入って、結果的に東電との対決のような形になったのは、何とも面白いですね。
デジタルグリッド支援グループにはイオンも入っているようです。イオンと言えば最近、RE100に参加を表明したばかりですが、自社で作れる再エネ電力だけではとても同社の需要を賄えない筈なので大変だろうなと思っていました。実は、こういう活動にも参加していたのですね。RE100達成の一環だろうな。
この戦い、(東ガス)対(東電)のように見えますが、見方を変えると(東大阿部教授)対(フィンテックの雄妹尾)という構図とも言えます。まぁ、そんな単純なものでは無いでしょうけれど・・・、とにかく面白いですね。
2019年以降、電力業界はどう変わっていくだろうな。
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