最近、東電が昔と随分変わったなぁという印象を持っていましたが、私だけが感じていたのではなく皆さんも同様に感じられていたようです。先日の朝日新聞に東電が再エネ推進に舵取りしつつあるという記事が出ていました(東電、手探りの再エネ推進)。太陽光発電なんてと馬鹿にされていた時代から考えると、本当に様変わりです。
さすがに東電の影響力は大きいですね。「あの東電がこれからは再エネと書いた」と電力業界に衝撃が広がったそうです。これを機に電力業界が再エネ推進に積極的になってくれたら嬉しいですね。
原子力はコストアップする一方で再エネはコストダウンし、海外では太陽光発電は一般電源とコスト競争する時代になってきて、東電も再エネ推進を受け入れざるを得ない状況になってきたのでしょう。またRE100に海外の著名な企業が多く参加し、再エネ分野に今後大量の資金が投入される趨勢になっていることも、東電が再エネを見直すきっかけの一つとなっているだろうと想像しています。
ただ、これまでも大手電力が再エネ推進に柔軟になってきているなという感触はありました。どことも再エネをやっていかなければという暗黙の意識を持っていたのではないでしょうか。あまり大きな声では言えなかったところに、東電が再エネ推進宣言をしたような格好で、ある意味、各社もホッとしているのでは・・・。
とは言え、電力会社が再エネに切り替えていくのは大変なことでしょう。東電が現在取り組んでいる再エネ事業はまだまだ小粒で、再エネ推進の先行きは読めないようです。それでも東電が再エネ宣言に踏み切るというのは、世の中の流れが再エネ推進になっているということでしょうね。
これを機会に、再エネ推進の会社がどんどん増えて、RE100に参加する会社ももっと増えてくれたら良いのですけど。
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