カリフォルニア大(UCLA)の研究室でペロブスカイト太陽電池とCIGS太陽電池のタンデム(積層)太陽電池で変換効率22.4%を達成したそうです(ペロブスカイト―CIGS積層型太陽電池で変換効率22.4%達成)。
22.4%というと、今のシリコン太陽電池の研究レベルで出されている変換効率よりも低いと思います。それでもこのニュースに意味があるとすると、低コストで製造できるとか、もっと高い変換効率を達成できるなどの可能性があるということかなと思います。記事を見ると、コストについては何も書かれていませんが、効率については改善される可能性が書かれています。しかし単なる可能性として指摘されているだけで、あまり説得力がありませんでした。まぁ、これはいろいろある技術の一つという程度のものですかね。別に否定するわけではありませんが、今一つ価値がわかりません。
この手の記事を書く記者はその分野の専門家でないことが多いので、記事を読む方は慎重になる必要があります。記事にある事実関係は大体信じてよいのですが、内容の価値のような面は客観的に見た方が良いでしょうね。私はそういうことを意識して、こういう科学記事を読むようにしています。
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