太陽光発電はFIT制度の認定を受けると高値買取りが保証され、安定した事業が行えます。これがFIT制度導入以降、太陽光発電が急に普及した理由ですが、当初のFIT買取り価格が高過ぎたため、国民負担が大きくなり過ぎるという問題が起きました。このため高過ぎる買取り価格を見直そうという議論が出てきています(太陽光買い取り、見直し検討 未稼働は認定取り消し・減額も)。
この話はずいぶん前から問題になっていて、認定されてから一定期間以上経過した案件は認定取り消しにする予定だったように記憶しています。ただ、あの時は太陽電池の値下がりを期待してわざと建設を遅らせる悪徳業者の制裁が目的だったため、正当な理由(地主との交渉や電力会社との協議など)があれば認定取り消しにはならなかったような気がします。これからは正当な理由があっても、認定取り消しや減額するということでしょうかね。
多分、認定取り消しにするのはやはり悪質な場合で、正当な理由があるときは遅れた後の時期の認定価格にスライドさせるだけだろうと思います。どちらもそれほど問題ない措置だろうと思うのですが、なかなか動きが遅いです。一度認定してしまったものを後から変更するというのは法律的に大変なのでしょうかねぇ。法律を守ることが仕事のお役人にとっては難しいのかもしれません。法律面の準備をしっかりしてから取り組みたいのでしょう。
こんなの、ゴタゴタ言っていないで早くやってくれよと言いたいようなニュースでした。
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