経産省がいよいよFITの見直しに踏み切りましたね。計画中の太陽光発電で昔の高値買取りの認定を受けているものについては、買取り価格減額を行うようです。昔と言っても5、6年前のもので、そのころの買取り認定価格は40円、36円、32円(/kWh)と今の18円に比べるととんでもなく高い契約です。その後、太陽光発電の建設コストはずいぶん下がりましたから、今建設するとボロ儲けの構図になってしまいます(太陽光発電のコストはほとんど設備の償却費ですから)。昔契約していても今の建設コストに対応する買取り価格に見直すべきでしょう。
ただでさえFITの買取りのための負担が大きくなって国民の不満が増大しているところに、更に事業者のボロ儲けのために負担が増えるのは、もう通らない話でしょうからね。
ただ、これは未稼働案件が建設・稼働した時の高値買取りを減額するだけなので、今稼働中のものを減額するわけではありません。と言うことは、今の国民負担は減らないということです。今稼働中の発電所は、昔の高いコストで建設していますので、そこまで減額する訳にはいきませんでした。
しかし、昔建設した太陽光発電所の中には手抜きして安く建設しているところもありますね。しかもそういうところには危険な設置や景観の破壊をしているものも多くあります。こういうところは減額どころか、認定を取り消して欲しいですね。認定を取り消してしまえば、高値で買い取っているのを止めるわけですから、国民の負担軽減にもなります。それに悪質太陽光発電による悪印象の軽減にも役立ちそう・・・。
経産省さん、そこまで頑張ってやってくれるかなぁ。
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