NTTスマイルエナジーの調査では、台風21号で被害のひどかった大阪・和歌山では7%以上の太陽光発電所が被害を受けて長期に発電が止まったということです(今夏の「被災太陽光」集計、大阪・和歌山は台風21号で7%停止)。
他の地域でも1-2%ぐらい被害を受けたようです。確かに台風21号はすさまじく、太陽光発電所だけでなく多くの施設が被害を受けていましたが、それにしても7%と言うのはすごい数値と思いますね。住宅など他の設備の被害の割合はどの程度だったのでしょう。他の設備も7%以上の被害を受けていたのなら、太陽光発電所も他と同程度と言うことになりますが、どうもそうではないような気がします。
太陽光発電所が被災しても他に害を与えなければ単なる自業自得の話ですが、パネルが飛ばされると他の建物などに被害を与えたり、人身事故を起こしたりする恐れがあります。また斜面太陽光発電所は土砂崩れを起こしてその下の建物に被害を与える恐れがあります。そういうのは避けたいですね。
FITが導入されて太陽光発電に分野外の人も多く参入し、中には安全意識の低い人も多くいたようです。そういう人達の発電所には危ないものも多くありそうですね。今回の台風で被害を受けていなくても、今一度、発電所の安全確認をしてもらいたいなと思います。
経産省も、近年、勢力の強い台風が増えていることに危険を感じ、太陽光発電の強度設計を強化する方向で見直しているようです。これからの発電所はかなりしっかり作られると思いますが、既存の発電所はどうなるでしょうね。既存の発電所で強度が十分でない場合に、うまく強化する方法はあるのでしょうかね。既に発電所を持っている身としては、そこがちょっと気になります。
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