今年もあと少しとなりました。今年のまとめは年末にアップしますが、今年は太陽光発電について新聞記事になることが多かった年だと思います。最近も太陽光発電のFIT買取り価格見直しについての見直しの記事がありました(下図)。
FITに関する記事は特に多かったですね。上記のように見直しの見直しなど、経産省も随分揺れたようですが、結果として、経産省は太陽光に厳しい姿勢を貫いたようです。上記の記事でも、FITの昔の高い買取り価格を維持する条件を少し緩和することにしたようですが、「2メガ以上で既に工事着工しているもの」という極めて限られた対象に限っていました。
このように厳しくなってくると、太陽光発電もかつてのような儲け目的から、太陽光を普及させようという意欲を持った人の事業へと変わっていく、つまり本来の目的になってくると思います。経産省の目的もそうだったのでしょうが、最初のFITがあまりに事業に甘すぎたため、立ち上がりがかなり歪んでいました。今年から来年にかけて大きく変わっていくでしょう。
太陽光事業が見直されると言っても、これまでは悪質設置の太陽光発電に世の中の注目が集まって、日本の太陽光発電の本質的問題である高コスト性についてはあまり関心が高まっていなかったように思います。これらのコストダウンにもっと取り組まないと、日本の太陽光は国際競争に負けてしまいます。FIT買取り価格もこれからは太陽光発電のコストダウンに向かって下げてくるでしょう。
来年のFIT買取り価格は15円でしょうかね。それでもまだ高いと思います。経産省はもっと下げるように圧力をかけてくるでしょう。トップランナー方式のようになってくるかなぁ。これからは厳しくなってきそうですね。
蓄電池も日本では同じようにやたら高いですね。来年には2019年問題がありますし、系統連系だけでなく自家消費も含めて、太陽光発電がリーズナブルな価格になってくることを期待しています。
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