卒FITの住宅太陽光を狙ったビジネスがいろいろ提案されています。売電や蓄電池利用の話はよく聞きますが、エコキュートで昼間の余剰電力をお湯にして利用するという考え方が提案されていました(「卒FIT」後のエコキュート「昼運転」、経済効果を簡単に試算)。
エコキュートは安い深夜電力を使ってお湯を貯めるものでしたが、卒FITでは昼間の余剰電力がほぼタダなので、それを使ってお湯を貯めるという考え方です(昼運転)。妥当な考え方に思えますが、この考え方はお湯の用途が十分にあるということが前提のような気がします。ホントにそんなにお湯の需要があるのでしょうかね。普通の家庭のお湯の用途は風呂ぐらいしか思いつきませんが、それで十分なのでしょうか。夏場は余るのではないでしょうか。
昔、太陽熱温水器が流行ったことがありましたが、定着しませんでした。理由はいろいろあったと思いますが、お湯の用途が少ないというのもあったと思います。太陽光発電の場合、太陽熱温水器よりずっと大きな集熱パネルがあるようなものですが、本当にお湯が余らないのかな?
この記事は卒FITでエコキュートを昼運転するときの経済性を試算するソフトの話ですが、上述のようなお湯の需要の問題をどのように組み入れているのでしょうね。そこを確認しておかないと、試算結果を判断できませんね。
既にエコキュートを導入している家は、効果が判っているので、導入の判断がしやすいでしょう。卒FITで新たにエコキュートを導入するというのはありでしょうかね?
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