今年話題になり私も関心を持っていたシャープ・エナリス・東芝の内、昨日はシャープについて書きました。今日はエナリスについてコメントします。
エナリスは最近の新電力会社の一つでそれほど有名ではないかも知れませんが、この関係では良く知られていて、マザーズに上場するなど頑張っていました。しかし、調子に乗り過ぎたのか、昨年粉飾決算が発覚し大きな問題となりました。
私がエナリスと関わるようになったのは、昨年私の野立ての発電所の電気をエナリスにプレミアムで売る話が来たからです。エナリスの名前は知っていましたが、売電するならもっとエナリスの経営について良く知っておいた方が良いと思い、売電契約するとともに株も少し購入しておきました。
その直後に粉飾決算が発覚したのです。株価が急落して損するだけでなく、もしエナリスが倒産すると売電先を東電に戻すことになりますが、その際にトラブルが生じて売り上げを何ヶ月分か失う恐れがあります。まさか倒産は無いだろうとは思いましたが、不安な思いでエナリスとの契約を続けていました。
そういう背景があり、今年もエナリスの動きに注目していました。粉飾のためマザーズでは特設注意市場銘柄に指定されていましたが、今年はそれも解除され株価も少し戻しました。交代した新社長が何やら能天気なTwitterを頻発しているので、初めは不安に感じていましたが、今ではかえって安心材料にさえ思ってしまいます。
粉飾していたのは要するに経営状態が良くなかったからで、まだまだ状況は厳しいのではないかと思いますが、今年は国のプロジェクトかかわるニュースも出ていました。来年は電力小売りが自由化され状況が変わるかもしれません。少しでも安心感を得るために、来年も引き続きエナリスには注目せざるを得ません。株は塩漬け、状況好転を願って。
東芝については明日に回します。
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