太陽光発電の診断にサーモカメラ(サーモビュアー)を使う場合の話です。
私はFLIR社のE4というのを使っていて、これで機能的には十分だと思っています。仕様的には解像度と視角を抑えていれば良いのではないでしょうか。FLIR社のE4の場合は、
解像度 80 × 60
視角 45°× 34°
ネットで調べると価格は14万円になっていました。
上記の仕様で解像度はまだこれより粗くても行けそうな気がしますが、視角はこの程度は欲しいと思います。サーモカメラによる診断はパネルの表面をざっと見ていくだけで、細かく温度分布の分析をする訳ではありませんから、視角は広めに欲しいですが解像度は粗くても十分です。
もちろん、保守を保守会社に委託している場合は必要ありません。私も保守を委託していますが、私の場合は自分の興味でいろいろ知りたかったため、購入して良かったと思っています。
太陽光発電の保守で(草刈りを除いて)一番大事なのはモニタリングだと思っています。モニタリングで、「おや?」と思った時にサーモカメラの登場かなと思いますが、年に一度ぐらいはサーモカメラで診断した方が良いでしょう。
太陽光発電所を自分で保守管理している人、特に2か所以上発電所を管理している人にとってE4は購入する価値があると思います。
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