天気:晴れ
本日の屋根太陽光発電量 :24.08kWh
場所:埼玉県
パネル:ソーラーフロンティア、実質4.3kW
パネル1kWあたりの発電量:5.6kWh
少し曇っていたが今日も快調に発電。
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IVカーブトレーサについてはメーカーからの「検討しますのでお待ち下さい」との回答が来ました。
しばらく、この話題は休みか。
ということで、パネルの話の続き。
今日はEVAについて。
EVAというのは、たしか Ethylene Vinyl Accethete (酢酸エチルヴィニル)の略。
太陽電池パネルでは太陽電池をラミネートする時に使います。
EVAはフィルム状になっていて、これを2枚で太陽電セルを挟むのですが、まず強化ガラスの上にEVAフィルムを敷き、そこに接続したセルを並べ、更にEVAフィルムをかぶせ、バックシートをかぶせてからラミネートします。(図があったら良かったのですが)
EVAは100度あまりで熔け、更に温度を上げて160度ぐらいになると再び固化します。160度での固化は永久的です。
従って、強化ガラス/EVA/セル/EVA/バックシートと重ねた後、ラミネーターに入れて真空にしながら100度あまりに温度を上げEVAを熔かし、そこで圧着(ラミネート)し、常圧に戻して更に160度ぐらいまで温度を上げEVAを固める。
これがラミネーション。
その後、常温まで温度を下げるのですが、その時にEVAがかなり収縮します。
すでに固化しているので、それほど変形はしませんが、収縮力がストレスとなってセルやタブに加わってくることになります。
私が心配しているのはこの点。
太陽電池は設置された後、気温や日射によって温度の上下を繰り返す。
その時にこのストレスが強くなったり弱くなったりしてセルやタブに加わります。
場合によってはタブが外れたり、マイクロクラックが成長したりする可能性があります。
ひどい時はタブが外れて、セルが1-2mm移動してしまったりすします。
さすがにこんなモジュールは不良品と言えますが、マイクロクラックが成長してモジュールの特性が低下してしまう恐れは十分にあります。
現場では、太陽電池が何枚も設置されていて、その中で何枚かのモジュールが劣化したとしても、なかなか見つけ出すのは難しい。
私がIVカーブトレーサーを買ったのは、この心配があったからです。
しかし、頭から躓いてしまった。やはり安物買いは銭失いなのかなぁ。
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