前回、発電所のモニタリング方法として、1日の発電量を発電容量で割っていろいろな発電所で相互比較できるようにし、更にそれを1か月で平均して運転状況を見ていることを説明しました。
前回は、この方法で先月1か月間のデータを示しましたが、今回は昨年1年間のデータを示します。
その前に、私がモニタリングしている発電所を再度説明しておきます。
- 自宅屋根発電(4.3kW)と市内のメガソーラー(1.053MW)の相互比較
- 筑波の分譲発電所(60.48kW)と同じ場所にあるファンド運用の発電所(282.24kW)の相互比較
- これ以外に鹿島のファンド発電所(192kW)を参考にみる
1や2のように近くにある発電所の出力はほとんど同じになるので、モニタリングで問題ないかどうか判断するのに非常に役立ちます。
まず1の比較ですが、二つの発電所の内、自宅屋根は一昨年から動いているので昨年の1年間のデータがあります。一方、市内のメガソーラーは昨年4月から動いたのでまだデータは4月以降しかありません。
で、自宅屋根と市内メガソーラーの昨年のパネル1kWあたりの1日平均発電量は下図のようになっています。
自宅発電の2月の大幅な落ち込みは昨年2月の2度にわたる大雪による積雪のせいです。二つのデータで微妙にズレがありますが、傾向はほぼ一致しています。微妙なズレは自宅と市内メガソーラーは5kmほど離れているため生じたのかもしれません。1年間を通すと、メガソーラーの出力は自宅屋根の99%となっていました。1%ぐらいなら、まだ許容範囲と考えています。
次回は2の分譲発電所、ファンド発電所の1年間比較を示します。
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