いま私はあちこちの太陽光発電のデータを集めています。この前は設置角度の違いによると思われる発電の違いの例を、私の自宅屋根発電との比較で紹介しました。
その後もいろいろな例を見ていますが、前から雪国でどれぐらい発電できるのかということが気になっていました。ちょうど岩手県で積雪などの影響の典型と見られる例を見つけましたので紹介します。下がその発電所の1年間プロファイルです。
やはり積雪の影響で12月、1月、2月あたりはかなり発電量が減っているようです。
この発電所の1kWあたり1年間の発電量は1000kWhを切っています。これは設備利用率で言うと11%を切っており、1kWあたりの1日発電量でいうと2.5-2.6kWh ぐらいです。
1年間に発電量が1000kWhだと、4kWの発電所で1kWhあたりの売値が27円として、1年間で10万8千円、10年間で108万円です。もし発電所設置のコストがkWあたり30万円かかったとして、10年で投資回収はできません。補助金などがうまく使えて、ぎりぎり回収できるかどうかというところでしょうか。やはり雪国ではうまく作らないと厳しいようです。これは住宅用の太陽光発電で試算していますが、産業用でも同じでしょう、多分。
実は、私は雪国の太陽光発電ファンドに少し出資していますが、心配だなぁ。
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