昨日はシャープについていわば一般論でコメントしましたが、今日はもう少し俗っぽい話です。
実は私はシャープの株を持っています。昨年、株価が300円ぐらいだった時に、もう底値だろうと思って仕入れておきました。ところがその後さらに業績下方修正で株価は一段安。まぁ、安く買い入れていたので被害はそれほど大きくありませんが、持ち株が紙切れになるのだけは避けたいところです。
同じように太陽電池をやっていたサンヨーも経営が行きゆかなくなり、結局、パナソニックに吸収されました。この時、株はどうなったのだろう???
株はともかく、サンヨーも業績悪化でリストラに取り組んでいたようですが、遠い噂で「リストラを厳しく行うことができなかった」と聞いたことがあります。今回のシャープの対応を見ていても、まだ甘さがあるような気がします。
太陽電池に関して言えば、高値で長期契約してしまったシリコンの購入が採算に響いているようです。技術的にはブラックソーラーがあるようですが、これはサンヨーのHITに比べると、それほど独自性・価値のある技術とは思えないので生き残りは厳しいように思えます。
リストラを厳しく行うことも重要ですが、リストラして何に資源を集中するかが明確でないのではということも、傍から見ていても感じられます。私のような傍観者というか道楽人としては、取りあえず株だけを見ていろいろ想像していますが、相当に厳しい状況なのではないでしょうか。
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