サニックス社が太陽光発電事業を縮小し、600人の希望退職を募るとともに業績予想を下方修正することを発表しました。
サニックス社は太陽光発電事業で最近急速に伸びてきた会社ではないかと思います、むかしあまり聞いたことがないので。しかし廃プラスチック処理から廃プラ発電を通じてエネルギー事業にも関心を示すようになっていたようです。そこにFITによる太陽光事業のチャンスが訪れたので、それに乗って太陽光事業を進めたようです。
ところがFITの買い取り価格低下で太陽光発電事業は今急速に萎みつつあり、サニックスも厳しくなってきているようでした。このため一気に太陽光発電事業を整理することにしたようです。ただ、FITによる太陽光発電の優遇策は3年と言われていたので、サニックス社もこうなることはある程度想定していたのではないかと思います。タイミングの良いリストラを市場は好感して、株価はストップ高となっています。
シャープも経営悪化に苦しんでいるようで、昨年の業績予想を大幅に下方修正し3000人の人員削減などを発表しています。太陽光発電事業も米国の子会社を売却したりしていますが、実際にはほとんどの事業が温存され、とてもリストラと言えるような対処ではないように見えます。シャープの取り組みの甘さに支援の銀行もイラついているようです。
会社が大きくなるとこのようになってしまうのでしょうか。それともシャープはまだそれほど深刻な状況ではないのでしょうか。そのようには思えないのですが・・・。
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