私は自分の興味からあちらこちらの太陽光発電所の発電状況を見ています。そうすると変わった発電パターンに出くわすことがあります。今日紹介するのは昨年にも紹介したものですが、年間の発電状況がフラットになる例です。昨年1年間のデータが揃いましたので、再度見てみたいと思います。下図がその発電パターンです。横軸は月、縦軸はパネル1kWあたりの一日平均発電用kWhです。
この図はパネル1kWあたりの各月の1日平均発電量を示したものです。地域は栃木県で天候には恵まれているところですが、これほどフラットになるのは珍しいと思います。比較のために私の自宅(埼玉県)の発電パターンを示します。下図のようになっています。
結構違いますね。
設置状況を調べると栃木県のパネルは私の自宅より5度ほど傾斜が大きいようです(約26度と約31度)。傾斜が大きいと冬場の太陽が低い時にもパネルに良く陽が当たりますし、逆に夏場の太陽が高い時には陽の当たり方が抑えられます。しかし日本の緯度は35度ぐらいなので、31度というのは夏場の方に適した傾斜になっていると言えます。そうするとここまでフラットにならないような気がするのですが、どうなんでしょうか?
ちょうど私の家の近くで傾斜が約31度のデータがありましたので、それも比較のために下に示します。
やはり傾斜が大きいと私の自宅よりは発電パターンがフラットになっているような気がします。栃木の例は傾斜の影響もあるとは思いますが、地域の差などいろいろな条件が重なって随分とフラットな結果になったのでしょう。
もう少し、フラットな例を探してみたいと思います。
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