FIT抜きの太陽光ビジネスが現実に!

JPEAの太陽光発電シンポジウムに行ってきました。このシンポジウムは太陽光発電の状況が包括的にわかるので重宝にしています。今年は太陽光発電に対する規制が厳しくなって来ているという話になるかなと思っていましたが(もちろんそのような面もありましたが)、もっと前向きで、太陽光がいよいよ実用レベルに近づいているという指摘が多かったように思います。いいですねぇ。その一つとして、太陽光PPA(Power Purchase Agreement)の報告を取り上げます。

 

PPAというのはFITを使わずに電力を需要家に売る方法ですが、シンポジウムで紹介されたビジネスモデルは、需要家の敷地内にパネルを設置して、その電力を需要家に売る方法でした。この場合、託送料が不要になるため、需要家が電力会社から電力を買うより安くできるようです。背景には最近の電気代の値上がりがあるようです。電力会社の電気料金は下表のように17-18円/kWhになっているらしく(多分高圧)、FIT価格とあまり変わりません。発表された例では、需要家は17円/kWhで太陽光発電の電気を買っていました。

電気料金推移

なるほど、これならFITを使わない太陽光発電も商売になりますね。これから更にFIT価格は下がってくるでしょうから、むしろPPAの方がビジネスになるかもしれません。発表者は、「今のFITは認定にやたら時間がかかり見通しが立たないので、もうFIT抜きでやりたい」という趣旨のことを言っていました。またこのモデルなら土地コストが安くつくとか環境価値が使えるなどの利点もありますので、需要は大きいと思います。ただビジネスになるのは工場の屋根とかに限られそうなので、大型メガソーラーなどには向かないかもしれません。

 

少しずつ太陽光もビジネスに近づいているのが嬉しいです。

 

 

よりそいプラン 太陽光発電ムラ市場メルマガ登録

太陽光発電ムラ市場セカンダリ無料査定



太陽光発電ムラ市場 パワコンの電気代を10分の1に!

コメントを残す





次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>