昨日、自宅屋根太陽光発電の2年間のデータから、月の平均一日発電量を見るより最大一日発電量を見た方が、経年劣化などの状態を掴みやすそうだという話をしました。昨日の話は同じ自宅屋根の異なる年のデータから考えましたが、関東圏内なら異なる発電所でも同じようなことが言えかもしれないという気がしました。
あいにく他の発電所については昨年一年間のデータしかありませんが、早速、パネル1kWあたりの平均一日発電量と最大一日発電量を調べてみました。県は違いますが同じ関東圏の異なる発電所での比較です。まず平均一日発電量は下図のようになっています。
埼玉、茨城、千葉で大体同じ傾向です。つまりほぼ同じ天候であったと言えます。次に、これらの発電所の最大一日発電量を見たものが下図です。
意外! 年間プロファイルで発電所間の差が予想外に大きく出てきました。設置角度の影響など考えられますが、それだけでは説明がつきません。複雑ですね。たまたま昨年はこのようになったのか、この傾向が毎年繰り返されるのか、あと何年か見てみなければ何とも言えません。まぁ、気長に何年も追いかけてみようとは思いますが・・・。
今のところ分かったのは、最大値で監視するのは一つの発電所で経年変化を見る時には有効だということだけですが、それだけでも十分試みた価値があったと思います。
コメント有難うございます。
確かに筑波だけが過積載ですが、過積載率120%でピークカットはほとんど起こりません。まれに起こりますが2-3%カットされるだけなので、影響は無いと思います。とにかく今はデータ不足なので、もう少し見てみようと思います。
こんにちは。いつもブログ楽しみにしてます。
パネルあたりの1日MAX発電量は、同じ発電所で比較するなら私もパネルの劣化等を見るには最適な方法だと思います。ただ、同じ月でも前半と後半では太陽高度がかなり変わるので、私の場合は前年の出来るだけ近い日の晴天で比較してます。
さて、違う発電所との比較ですと、MAX発電量は過積載率の違いによる影響が特にピークカットが生じる季節で大きくなります。上のグラフですと、例えば筑波の発電所は過積載率が大きい気がしますが、如何でしょうか?