題記のようにNHKで住宅太陽光発電の特集があったらしいですね。特集があるという話は聞いていたのですが、残念ながら私は見損なってしまいました。NHKがどのような話をしたのかは分りませんが、今日の朝日新聞でも住宅太陽光発電の記事があり(太陽光発電で発火、10年で127件 住宅に延焼も7件)、同じような話だったのかなと想像しています。
話は消費者庁の報告がベースになっていますね。太陽光発電による住宅の火災事故に関するものです。
昔、太陽光パネルを住宅屋根に設置するかどうかを検討した時に、火災対応が課題になりました。太陽光パネル自体を不燃物にすることはもちろんですが、太陽光パネルと屋根との間に不燃物を入れる必要があるのではという話があったと思います。報告されている火災事故では、不燃物が無かったものが多いようなので、あの時の検討はどうなったのかなと疑問に思いました。
太陽光発電自体が出荷する可能性をゼロにできないことも課題ですね。パネルの不良により発火することもあります。日本メーカーのパネルでも2003~4年頃のパネルに結構不良パネルがありますので、今回報告された事故の中にもそのパネルが発火したものがあったのではないかと思います。最近のものは改良され、発火の確率はかなり低くなっていると思います。
パネルが良くても工事不良で発火することもあります。不良配線でショートして発火したというような報告は聞いたことがあります。住宅太陽光発電で厄介なのは、配線状況を確認することが難しい点です。ただでさえ高いところに在って確認しにくいのに、配線はパネルの下ですから屋根に上っても配線状況を確認できません。
このようなことから住宅用太陽光発電は少々高くなってもしっかりと設置しなければならないのですが・・・、事故を起こした太陽光発電はちょっと怪しい気もしますね。
とりあえず消費者庁は太陽光パネルと屋根材の間に不燃材を入れるように指導しているようですが、すでに設置されている設備は全面やりかえでないとそんなこと難しいですね。どうなるのでしょう。ここは厳しく指導して欲しいと思いますね。
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