このセミナーはソーラージャーナルが主催したもので「改正FIT開始直後スペシャル」といううたい文句で行われました。エネ庁の呉村氏やISEPの飯田氏の他、PV事業関係者など計7人の講演がありました。一時期よりは少し落ち着いた感じになっていましたが、百数十人ぐらいは参加していたと思います。
PV発電事業はFITの買取価格が下がって収益性が悪くなったと言われていますが、このセミナーに参加してみた感想としては、まだまだPV事業はやっていけるというものでした。ただ、PVについて良く知っておくことが、事業性を良くするためにも、今後の事業計画主導のFIT制度に対応するためにも必要だという気がしました。また、講演はメガソーラーのような大きなものを想定した内容が多く、本格的なPV発電が残り、低圧はだんだん難しくなっていくのかなという気もしました。
もっとも印象的だったのは、パネルについてのプレゼンがジンコソーラー、パワコンについてのプレゼンがファーウェイと日本の大手は顔を見せておらず、そのかわり中国が熱心だったことです。中国は価格面で有利なため、21円時代にも十分やっていく自信があるのでしょう。日本勢、心配ですね。
講演の中で面白かったのは、ソーラーシェアリングを提唱した長嶋氏の話。やはり創設者と言うのはいろいろな試行錯誤をして立ち上がって来るので、話に説得力がありますね。それ以外にも2、3面白い話がありましたので、ソーラーシェアリングも合わせて明日以降報告します。
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