ソーラージャーナルというところが実施したPVビジネスセミナーに行ってきました。何しろタダなので気楽に参加できます。その代わり、メーカーの宣伝もタップリ聞かされました。
PVの世界も最近は買取り価格の減額や見直しなど風当たりがきつくなっています。セミナーでもそのことに触れ、太陽光発電が主力電源化するためには必要なこととして、将来のリスクとして下図のようにまとめています。
制度面のリスクの具体例としては、抑制に対応できる調整力の付加やパネル廃棄費用の強制積み立て、託送費の負担などが挙げられていました。いずれも聞いた話ではありますが、現状のレビューにはなりました。
メーカーの話で面白かったのは追尾式架台ですね。最近、アメリカで追尾式の方が固定式よりトータルコストが安くなったというニュースがありましたが(アメリカの太陽光、凄いな)、日本でも同じような状況だったのですね。追尾式の方が4割ほど発電量が増えるので、同じ発電量ならパネルを約4割少なくできるため、トータルで見ると追尾式の方が安くなるというストーリーです。太陽の低い時などは追尾をしないようにするなどの工夫が見られます。とにかく、日本に追尾のメーカーがあり、既製品で安く提供されるようになったようです。
あとはソーラージャーナル社が、これからは工場や倉庫の屋根への設置市場が増えると見て、キャンペーンしていくという話に共感しました。私もこの分野にもっとPVが設置されても良いと思っています。何せ、これらは遊休地ですし、おそらく事業所に電気関係の人がいて保守の負担も少ないですから、経費が大幅に軽減できます。安い設置方法があれば、15円/kWh以下でもやっていけるでしょう。
どんどんキャンペーンしてPVの市場を広げていってほしいと思います。
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