50kW太陽光発電所の可能性

(カテゴリ: ●なぜいま太陽光発電か)
2012年7月1日、日本で太陽光発電によるFIT(電力の固定価格買取 制度)がスタートしました。私の所属先のようなベンチャー企業か ら大手企業までたくさんの企業が国内外から太陽光発電事業に参入 しています。 3月までに発電所計画の認定を受けることが出来れば、この安定し た事業に対して20年間買取価格が保証されるため、各企業とも躍起 になって太陽光発電所計画を進めています。恐ろしい原発事故も起 き手間もないこともあり、日本の太陽光発電が一気に加速するのを よいニュースと捉えている方が多いことでしょう。 その反面、非常に冷静な目でこの流れに疑問を感じている人も少な くありません。日本の大規模な太陽光発電所に使用される予定の太陽光発電パネルの多くが海外製です。また、太陽光発電事業を推進 させるための原資は電力料金の値上げとして国民全体に跳ね返って きます。 海外の太陽光パネルメーカーと一部の太陽光発電事業者を 儲けさせるために、日本国民全体が高い電力料金を負担するとなれ ば不快に感じるのも当然だと思います。 ならば参加する方に回ればいいのですが、企業が行うようなメガソ ーラーと言われる巨大な太陽光発電所の建設には少なくとも3億円 以上の費用がかかります。 私たち一般人が検討できるような価格で はありませんから、そのうちやっかむような気持ちも生まれてくる ことでしょう。 せっかく導入されたFITが富める者がさらに富を得るためのシステ ムだと思われてしまっては、せっかく盛り上がった太陽光発電推進 の機運を盛り下げてしまいます。 そしてまた原子力ムラが活気を取 り戻すような未来が来るのを、私は黙って見過ごすことが出来ませ ん。 もし、家一軒分程度の投資で太陽光発電所が作れたら? もし、その太陽光発電所で収益を上げることが出来たら? もし、そのノウハウを皆で共有することが出来たら? この3つがクリアできたら、日本の太陽光発電は一部の富める者だ けではなく、国民全体が参加しやすいものになる事でしょう。実は 50kW太陽光発電所がその条件を満たす存在なのです。 50kW太陽光発電所は2000万円ほどで建設することができます。 年間の収益は200万円ほどで規制も大規模な発電所に比べて緩いの でランニングコストはほぼゼロ。 つまり10年ほどで投資金額を回収 出来ます。太陽光パネルの寿命は最低でも20年と言われているた め、投資金額に対する倍以上のお金を回収することが出来てしまう のです。 多くの人が参加できる仕組みが作れれば、太陽光発電推進を継続させる世論形成につながり、太陽光発電は安定した発展を遂げること でしょう。そのためにはまず自分で実践し、出来るだけその結果と ノウハウを広めていこうと思っています。 バブル期の不動産投資ブームのように国民全体が参加するような太 陽光発電所ブームを巻き起こし、安心して暮らせる日本を子供たち の世代に遺してやりたいと思っています。例えバブルが弾けても問 題はありません。 バブルが弾ければ不動産はただの不良債権にしかなりませんが、太 陽光発電所は所有者が変わった所で、世の中に電力を供給し続けます。増やせば増やすほど日本の、そして世界の明るい未来づくりに貢献し続けるのです。
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2 Comments

太陽王子

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>田舎者さん
すばらしい!取り組まれたのが早いですね。
場所はどちらですか?
あとでこっそり教えて下さい。
そしてぜひ見学させてください(^^)

田舎者

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我が家にも今度小学生になる娘がいて、同じような事を感じ、去年の7月から50kw未満の太陽光発電を作っています。
今週いよいよ売電の締結となります。
次の世代の為に個人で手掛ける発電所を増やすことが重要だと思ってます。

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