【お知らせ】
第1回および第2回の太陽光発電ムラセミナーを
有料配信してほしいとのご要望を頂いていたのですが
ようやく準備が出来ました。
ご購入ご希望の方はフォームからお願いします。
配信まで時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
▼平米150円では損をするソーラーシェアリング
昨日もご紹介させていただきましたが、
太陽光発電所向けの土地の価格の基準は
調達価格等算定委員会で提示しています。
こちらで提示されている通り、年間の賃料を
平米150円でソーラーシェアリングをしようとする
素直な方がけっこういらっしゃいますが、
このまま計算をすると大損します。
通常の太陽光発電所設置の際の今のトレンドは
パネルの傾斜角を10度にしてなるべく多くのパネルを
発電所用地内に並べるパターン。
パネル傾斜角が10度であれば、
600から700平米ほどでも50kWのパネルを
敷くことが出来ます。
しかしソーラーシェアリングでは
農作物に十分な光を当てるために
パネル間隔を大きくとります。
すると通常の約2〜3倍の面積が
必要になりますので50kWの発電所でも
1500〜2000平米近くが必要となります。
この条件で年間平米あたり150円で借りてしまうと
非常に高くついてしまいますよね。
▼ソーラーシェアリングの賃料交渉の方法
私の場合は通常の太陽光発電所が50kWで
800平米使うとして年間12万円と説明してから
価格交渉に入りました。
50kWで12万円であればkWあたり2400円。
このkWあたりの価格を元にして、必要な面積ではなく
実施できる太陽光発電所の出力によって賃料を
設定させていただきたいと説明し、新潟の発電量の
低さを加味して価格を提示し納得して頂きました。
もちろんすんなり納得して頂くためには
調達価格等算定委員会の提示価格だけではなく、
該当する地域の農地の平均的な賃料を
農業委員会で調べる必要もあります。
また、何より地権者さんの意向を
しっかりと汲まなければありません。
私達にとって太陽光発電が無害なのは
当たり前の話ですが、農家さんには
乾電池の親戚が農地に20年以上置かれるという
イメージをもたれる方も少なくありません。
丁寧な説明をして、何も損することはないと
しっかり納得して頂いた上で価格交渉をすれば
まず問題になることは少ないと思います。
相手の立場に立って思いやりをもって
交渉を進めていきたいものですね。
コメントを残す