昨日のブログで「稼働率」という言葉をついうっかり使ってしまいましたが、今日、少し他の記事を見ていたら「設備利用率」という言葉が同じ意味で使われていました。従って、「設備利用率」というのが正しいのではないかと思います。お騒がせしました。
で、この「設備利用率」のおさらいですが、
設備利用率が12%の時、1kWのパネルが1日(24時間)に発電する量は、
1 kW × 24 時間 × 0.12 = 2.88 kWh
ということになります。
同じパネルが3kWあったとすると、1日に発電する量は
2.88 kWh × 3 = 8.64 kWh
となります。
では、設備利用率が12%で1kWのパネルが1年間に発電する量はどれぐらいになるでしょうか。この場合は、計算は次のようになります。
1kW × 24時間 × 365日 × 0.12 = 1051 kWh
同じパネルが3kWあったとすると、1年間に発電する量は
1051 kWh × 3 = 3153 kWh
となります。
このように「設備利用率」「1kWのパネルが1日に発電する量」「1kWのパネルが1年間に発電する量」は相互に換算でき、いずれも良く使われる量です。太陽光発電を運営されている方は既に見かけている人も多いと思います。
逆に、4kWの太陽光発電で、年間の発電量が5000kWhだったとすると、
5000 ÷ 4 = 1250 kWh
が、「1kWのパネルが1年間に発電する量」であり、
5000 ÷ 4 ÷ 365 = 3.42 kWh
が、「1kWのパネルが1日に発電する量」であり、
5000 ÷ 4 ÷ 365 ÷ 24 = 0.143
つまり「設備利用率」は14.3%ということになります。
これぐらいの「設備利用率」を達成している方は、かなり多いのではないでしょうか。私の家の屋根発電も昨年軽く達成しました。
お気づきでしょうが、「設備利用率」は収益に大きく影響します。
次回は、「設備利用率」と収益の問題について触れます。
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