昨日でこのシリーズは終わったつもりでしたが、ちょうど昨日、このエナジーキオスク事業がTV番組取り上げられたようです。TBSの夢の扉という番組で「電気のおすそ分け」というようなタイトルになっていました。
私は見ていなかったのですが、見ていた方から教えてもらいました。有難うございます。どのように取り上げられたか興味があって、Webで判らないか調べたところ、結構この会社が真面目に取り組んでいるようなことが報じられているようでした。
これまでのブログを読んで頂いた方は感じておられると思いますが、私はこの事業について「どうせうまくいかないだろう」と冷笑的に見ていました。従って、少しやりにくいところがあるのですが、このブログで指摘しましたように、エナジーキオスク事業がうまく行くかどうかは技術の問題ではなくアフリカでうまく事業を展開する力があるかどうかにかかっていると思います。
日本人から見たら、こういう国の人たちはどうしても「いい加減」で「無責任」なくせに要求だけは強いですから。本当にやりにくい人たちです。
この辺りのリスクがひじょうに大きいので、アフリカで事業を進めようとする時には、何とかうまく援助資金を利用しようと考えがちです。それが悪いとは言いません。
始めにこのブログで取り上げたアメリカのコンサルタントの場合は、援助資金を利用したのではなく、援助資金を食い荒らしただけだったので非難されても仕方ないでしょう。
しかし本当に海外でリスクを背負ってビジネス展開しようとしている人にならば、国がリスクヘッジの資金援助をすることは良いことだと思っています。援助プロジェクトの中には無理やり「援助」の形に仕上げているようなものもあるので、そんなことをするよりは日本からビジネス展開する人の応援をする方がずっと良いと思っています。これは私のブログでも指摘したことがあります(選択と集中)。
難しいのは「本当に海外でリスクを背負ってビジネス展開しようとしている」のかどうか、簡単には判らないということでしょう。前述のアメリカのコンサルタントも、初めはリスクを背負ってビジネス展開しようとしたのかもしれません。しかし、途中で投げ出して帰ってしまいました。
これまでの情報では、この日本の会社は援助資金を利用しているわけではないようです。うまく提案書をつくれば援助資金を導入することも可能なように思えます。彼らがどのような資金メカニズムを考えているのか良く分かりませんが、とにかく、うまく行くことを祈っています。
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