変わった太陽電池が出てきました(米ベンチャー、太陽電池セルをマトリックス状に接続)。普通の太陽電池パネルでは、10数センチ角のセルが全部直列に接続されています。よく使われる、セルを縦に10個、横に6個並べた太陽電池パネルは、60セルが全て直列に接続されています。マトリックス状に接続するということは、多分、10直列6並列で全てのセルを直並列するのだろうと想像しています。セルの方向を揃えないといけないですね。
しかし、こんなやり方があったのだなぁ。
これなら多分、バイパスダイオード無しでもホットスポットは発生しないでしょう。とはいえ、ちょっと複雑でどのような動作になるのか良く判りませんが(汗)・・・。記事も簡単に「影の影響などを大幅に低減できる」としか書いてありません。まぁ、バイパスダイオードに比べてそれほど大きな低減になるという気はしませんけれど、技術はおもしろいですね。
この技術はアメリカのベンチャー企業Ten K Solarと言う会社の特許で、中国のACCという会社でパネルを作ることになったようです。
この記事の写真に写っているパネルをよく見ると、確かに普通のパネルとは違った接続をしているように思えます。詳しくは判りませんが。
しかし、それよりもこの写真のパネルの設置方法がおもしろいです。M型に設置されていますね。日本でも最近こういうやり方が提案されていました(NTTファシリティーズの太陽光パネルを詰め込む工夫)。アメリカでも同じようなことを考えている人がいたのですね。
こういういろいろな工夫が出てくるのはなかなか楽しいことです。できればこれらの発電データが早く出てきてほしいですね。もっと楽しくなりそう。
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