西条太陽光発電所というのは30年ほど前に四国電力が香川県西条に設置した太陽光発電所です。1MWほどの規模で系統連系になっていたのではと思います。私の知っている限りでは、本格的太陽光発電所としては日本で最初のものではないかと思います。もう撤去されたのかと思っていましたが、300kWほどを松山発電所の構内に移設して運転しているようです。恐らく現在稼働中の中では世界最古の太陽光発電所ではないでしょうか。
30年も発電し続けている太陽電池はどのようになっているのか、とても興味深く、松山発電所に見学できないか問い合わせてみました。
残念ながら私一人のために見学は許可できないと断られてしまいましたが、その代わり松山太陽光発電所のパンフレットを送付してくれました。
あまりパンフレットには期待していなかったのですが、送られてきたものを見ると見開きで全体の航空写真がありました。説明を読むと、この写真の右上隅に西条からの移設した300kWが映っているようです。下がその写真です。西条から移設したらしき発電所を赤丸で示しました。
中央に大きく見えるのは新設の太陽光発電所(1.7MW)で、これに比べて西条から移設したらしき太陽電池はかなり色が褪せている状況が判ります。パネルがどうなっているか、発電能力はどれくらいか、興味は尽きませんが、この写真だけでもそれなりの情報が得られました。
それにしてもよくこれだけ長く運転しています。その点については頭が下がる思いです。パンフレットを送ってくれた松山支店には送付の礼状を出すとともに、できれば年に一回ぐらい一般公開の見学日を作って欲しい旨を伝えておきました。
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