中国が太陽光発電の導入を抑制する方向に政策転換したという話には、以前このブログでも触れたことがありましたが、もう少し詳しいことが判りました(中国で太陽光に急ブレーキ、2兆円の補助金不足)。
なんと2兆円もお金が不足! さすが中国ですね。どういう資金計画だったのでしょうかね。政府が慌てて導入上限を決めたから、今年はもう太陽光は打ち止めになってしまいました。今後、中国で生産過剰になって溢れたパネルで価格が暴落することは十分に考えられます。もうその影響が出ているのでしょうか、下の図はアメリカでの価格傾向ですが、最近パネル価格が下げ足を速めています。
上の図の値は大量購入での最低価格らしいので、通常の価格からはかなり低い値になっている(実際は2倍ぐらい?)と思いますが、それでも30セントを切るなんて!
中国は生産調整をしますかね。良く判らない国ですから、政府が何か救済措置を取るかもしれません。中国のパネルメーカーの中には楽観的に見ているところもあるようです。この辺りも、さすが中国。
消費者としてはモノが安くなることは良いことなのですが、それは健全な価格競争の結果であってほしいですね。日本のパネルメーカーはこれまでの中国の安値攻勢に押されて既に生産縮小ぎみでしたけれど、これからどうなるでしょう。
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