中国の太陽光バブルがはじける

中国も日本と同じ頃にFITを導入し大々的に太陽光発電を導入していましたが、急激に増えすぎた太陽光でいろいろと不都合が生じ、導入抑制に舵を切ったようです(中国太陽光バブルついに終焉へ、世界の太陽光は曲がり角に)。中国はやることが大胆ですからね。FIT価格を下げるだけでなく、導入量上限まで設定して太陽光を抑制していくようです。

中国バブル

問題は、これまで膨大だった中国の太陽光市場が急激に萎むこと、つまりバブルの崩壊ですね。それでなくても中国の太陽光パネルは過剰生産気味だったものが、一気に市場を失って溢れ出します。値崩れを起こしそうですね。

 

私は太陽光パネル価格を定点(PVinsights)観測していますが、そこでも今月少し値下がりが強まったような気がしています(下図)。

モジュール価

どうでしょうね。最後の一点がより下がっているように見えませんか? このグラフ、やたら安い価格ですが、この価格はメガソーラークラスの大口購入の最低価格らしいので、普通に購入する価格よりはかなり低くなっています。多分、普通に購入する半額ぐらいになっているでしょう。それにしてもWあたり30セントを切るというのは、もうたたき売りですね。

 

利用者にとってはモノが安くなることは嬉しいのですが、市場破壊で産業がダメになってしまっても良くないですからね。中国は世界の太陽光パネルの7割を生産しているらしいですから、ここがおかしくなると影響は甚大です。何とかソフトランディングして欲しいと思いますが、どうなるでしょう。

 

 

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2 Comments

太陽光発電道楽人

私が見ている限りでは、これまで太陽光の設置をビジネスにしてきた会社が、設置が減ってきたため管理で食って行こうとしてるように見えます。もともと太陽光の管理はそれほど手がかからないので、この世界も競争状態かなぁという気がします。有力なお客さんが掴めそうなら転職できそうですが・・・。

あすと

お世話になります。
現職は工場で下働きをしていますが、正直仕事難易度が高く苦しいところです。
現在、電気主任で太陽光の選任として転職しようか悩んでいるのですが、業界の動向的にどうでしょう?
FIT価格の下落もありますが、政府が2050年までに再エネ比率を25%まで引き上げるという話しもあり、太陽光の業界に飛び込むかどうか悩んでいます。

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