やはり太陽電池製造は中国に勝てないのでしょうか。日経のインタビュー記事で中国のJolywood Solarという会社の話が出ていました(「N型太陽電池の未来を話そう」、中国Jolywood SolarのLiu Yong氏に聞く)。
このLiu Yong氏はなかなか強気の発言をしています。話の中身はN型シリコンを使ってPERCの太陽電池を作るとか、両面太陽電池にするとか、別に目新しいものでは無いのですが、結局は人件費の差で日本は勝てないのでしょうか。あるいはもう技術でも勝てなくなっているのでしょうか。技術と言っても、基本的なものは周知のものなので、細かいノウハウなどの競争になって来ると思います。
ずっと記事を見てくとLiu氏は、例えば「N型基板の場合、表裏共に銀ペーストになるのでそりや割れのリスクが減り信頼性が上がる」など意外に細かいことまで言っています。実際には効率を落とさずに信頼性を上げないといけないので、銀ペーストの焼成雰囲気や温度勾配を細かく制御するなどのノウハウを得ているのでしょう。こういうのは、本当はモノづくりの日本が得意だったところのはずですが・・・。
日本の太陽電池は高い、しかし信頼性は高い、と思っていましたが、それも少し怪しそうな状況になってきましたね。はー、これからどうなるか・・・。
コメントを残す