この前NEDOの成果報告会に行った時に、面白い話を聞きましたので報告しておきます。題に書いたように、凹凸フィルムで太陽電池の反射を抑えるという話です。
報告そのものは、凹凸フィルムによる光閉じ込めに焦点が当たっていましたが、同時に防眩効果もあるという説明もあり、私はそちらの方に興味を持ちました。図の写真例を見ると、確かに蛍光灯の反射が消えているようです。太陽光の強い光りに対しても、これぐらいの効果があるのかどうかは良く判りませんが・・・。
フィルムと言うのはふつうポリマーで作られていて、対候性が弱くなる傾向があります。そのため、例えばフィルム太陽電池なども耐久性があるのか疑問に思っていました。この報告のように凹凸フィルムに防眩効果があるとしても、対候性の心配も残ります。
しかし、NEDOの補助金でこんなに大々的にやっているということであれば、対候性の心配は無いのかなとも思ってしまいます。
フィルムの中にも対候性の強いものもありますが、そういうものは高価です。ここで発表されたフィルムはまだ商品にはなっていないだろうとは思いますが、太陽電池で使っていけるぐらいの対候性を持って、コストがフィージブルなのか興味あるところですね。
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