●球状シリコン太陽電池
球状シリコン太陽電池をご存知でしょうか。かなり前に提唱されたもので、小さなシリコンで球状太陽電池を作り、それを大量に並べて平面の太陽電池にするものです。球なのでどこから光が来ても均等に受けることができますが、直角に受光できるのは一点だけで他は斜めに受光することになりますから、効率的にはあまり得策ではないかも知れません。
球状太陽電池の一個一個は小さな六角形のくぼみの中に入っていて、くぼみの内面は鏡状になっているので、球太陽電池に当たらなかった光は、くぼみ内面の鏡に反射して球太陽電池に当たることになっています。下の写真が、球太陽電池を六角形のくぼみの中央に置いて並んでいるところの拡大写真です。
効率はともかくとして、よくこんな面倒くさい太陽電池を作ったものだと、尊敬さえします。昔から話には聞いていましたが、実際に見るのはこれが初めてでした。特に感慨はありませんが、なかなか見られるものでなく、一度見ておくのも良いでしょう。
- ●草刈りロボット
ルンバの草刈り版がありました。ルンバと同様に、勝手に敷地内をぐるぐる回って草刈りし、充電ポイントに戻って自動的に自己充電するようになっています。北杜市でこんなことをしているとは思いませんでした。しかし、太陽光発電所でどうやって充電用の電源を確保するかという課題は残ります。やはりこれはお金持ちが邸宅の庭の芝刈りに使うのが一番適しているように思います。 実物は遠くだったので、近くの看板の写真を撮りました。
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北杜市の太陽光発電所についての見学報告は取りあえずこのぐらいにします。やはり、古い設備を見ると参考になります。最大の収穫は、8年前の太陽電池にスネイルトレイルが見られなかったということでしょう。
最近は見学できる太陽光発電所が増えてきているのは喜ばしいことですが、まだ新しいものが多いことと、近くでパネルを観察させてもらえないことが多いのが残念です。今関心を持っているのは松山太陽光発電所で、ここでは20年ほど前に設置された太陽光発電がまだ運転されているようです。見学できそうなのですが、どのようにすればよいのか問い合わせ中です。
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