太陽光発電によるトラブルとして題記のような報告がありました(わが家は地獄に変わった・・・「太陽光パネルで熱中症」“室温52度”)。太陽光パネルが原因でこのようなことになったのは間違いないでしょうが、それにしても52度と言うのはすごい話だと思い、記事を見てみると、簡単なパネルの配置図がありました(下図)。
住宅のかなり間際にまでパネルを設置しているようです。パネル反射光の問題などがよく指摘されるようになった今だと、この近さは問題になるかもしれないと判りますが、当初はそのようなことまで気がつかなかったのでしょう。しかし、話が拗れて訴訟になったようです。
ところで、被害者や加害者の方には申し訳ないのですが、このトラブルからはいろいろ勉強になるところがあるようです。記事を見てよくわからなかった点を挙げてみました。
- 後から発電所の事業者も訴えられたらしいが、初めは建設会社が訴えられた。本来事業者がこのようなトラブルに責任を持つべきだと思うが、どういう責任体制なのか?
- 設置に関して13回も住民と話し合いを行い、反射を遮る植栽やネットを施しても防げないというのはどういう状況か?
- 正午過ぎまで反射光が当たるというが、どのように反射するのか。
- 反射光だけで52度まで室温が上がるのだろうか。他に考えられる要素は無いのか?
この記事だけだと状況が良く判らないですね。
被害者は反射しているパネルの撤去(1296枚)と330万円の損害賠償を求めているようです。そこまでするのなら、発電をロスしても被害を与えないような回避方法があるのではという気もしますが、裁判になった今では難しいのでしょうか。裁判沙汰になってしまったのはもう仕方がないですが、何とか良い解決方法を探して欲しいと思いますね。
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