例の太陽光パネルの反射光による灼熱地獄の訴訟について、少し動きがあったような話を聞きました。その話では最近になってまた関西のテレビで報道され、原告はこれまでの内容に加え、灼熱地獄でなく日照権や景観権を主張し始めたと伝えられたようです。
しかし、訴訟の最中に訴訟の内容を変えるというのはあり得るのか気になり、実際の進展を調べることにしました。結果から言うと、訴訟内容に変化はありませんでした。恐らく日照権や景観権の問題は、単に番組の中だけで出ていた話だったのでしょう。
前回からほとんど進展は無かったのですが、僅かな変化は原告が「太陽光パネルからの反射光でどれぐらい室温が上昇するかの推定値の計算を大学の先生に頼んでいたが、結果を出すのに時間がかかるので予定より遅れる」と裁判所に申し開きしていることだけでした。
多分、いくら時間をかけても原告に有利な結果は出ないでしょうね。反射光で室温はほとんど上がらないでしょうから、大学の先生も困っているのでしょう。この先生、どんな答えを出すのか楽しみです。
原告も反射光で室温はほとんど上がらないことがだんだん判ってきたので、日照権や景観権などの問題を言い始めたのではないかと思います。しかし、灼熱地獄と言って始めた訴訟の内容を景観権の問題にすり替えるのは可能なのでしょうか。原告の今後の対応もおもしろそうです。
この裁判記録の閲覧をしているのは、日経BP、NHK、そして私でした。私だけ2回も閲覧しているので、私はもうこの事件に関しては専門家かもしれません(笑)。ただ、他の2者は報道関係で原告にも取材しているようです。そのためか原告に振り回されたような報道をしているようです。私から見れば、「常識無いな」と思うのですが、報道なんてそんなものですかね。
裁判の結論が待ち遠しいのですが、まだまだ時間がかかりそうです。
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