小道具2で説明したIVカーブトレーサーに少し工夫して自作のプローブを加えました。あまり大したものではありませんが、紹介します。
プローブを自作した理由は次の通りです。
- 付属のプローブはワニ口だけで、またそのワニ口が使いにくい。
- ワニ口で挟めない端子が結構ある。
- モジュールだけの測定の時は太陽電池用コネクタへの対応が必要。
まずIVカーブトレーサーについてですが、・・・
購入したPROVA1011にはプローブが長いものと短いもの2種類がついていました。下の写真は短い方のプローブと本体です。
4線式の測定なのでプラス2本、マイナス2本のケーブルのコネクタを測定器に差し込むようになっています。更に、ワニ口部分もコネクタ方式で取り外しできるようになっています。どちらも同じコネクタで、少し形が異なってはいますがバナナプラグと互換性があります。
一見、便利なように思えますが、このコネクタの受け口がオス型(つまりバナナプラグ)になっているため、普通のプローブとはオス同士になり接続できません。従って、まず、オス/メスの変換アダプタを作り普通のバナナ型プラグを接続できるようにしたいなと思いました。
受け口側のオス型コネクタはホールの中にあるので、そのホールに入るようにバナナプラグのメス型コネクタを改造し、その先にメス方コネクタを付けました(下写真)。
このアダプタがあれば、いろいろなプローブをバナナプラグで接続することができます。
そこで、下の写真ように、普通のプローブ、ワニ口、太陽光用コネクタの3通りのプローブを作成しました。
写真の上が普通のテスターに使うようなプローブ、下の左がワニ口、下の右が太陽電池コネクタ用です。
最近の太陽電池はコネクタ接続になっていて、昔のように端子ボックスを開けて接続する形にはなっていません。従ってモジュール単位で測定するにはコネクタを外してそこから測定することになります。このためプローブとして太陽電池コネクタの付いているものも必要と考え用意しました。
太陽光用のコネクタはどちらがプラスかわからなかったので、取りあえずプラス・マイナス両方の形に対応するようにしました。ネットでY分岐のケーブルが売っていたので、それを利用しています。
他の材料は秋葉原で調達しました。
ワニ口は測定器付属のものは口が少ししか開かず使いにくかったので、もう少し使いやすいものを見繕って購入しました。
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これで取りあえずIVカーブトレーサー用の小道具は揃いました。後は実地あるのみです。
今のところ自分の太陽光発電所以外に知り合いのところでも試してもらえるところがありそうです。
しかし、闇雲に実地するのもあまり賢明とは思えず、少し戦略を練ってみることにします。
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