この発電所は川崎市の浮島コンビナートの先、アクアラインの入り口辺りにあり、約7MWの規模で東電と川崎市が運営しています。そばには川崎エコ暮らし未来館が設置され、普段は川崎市が太陽光発電所と共に公共施設的に管理しているようです。見学は毎日可能ですが、ほとんどは小学生の見学らしく、昨日見学したのは私一人でしたが現場説明に応じてくれました。見学については川崎エコ暮らし未来館のHPに記載されていますので、そちらを参考にしてください。
この太陽光発電所は設置後5年たちます。5年前はFITが無かった時なのですが、川崎市が未利用地を一時的に東電に貸して、太陽光発電所を設置したそうです。この土地は廃棄物埋め立て地で、一般利用するためには土壌洗浄に20年ほどかかるそうです。その間、大きな建造物等を建てることはできませんが、太陽光パネル程度なら許されるため、有効利用のため設置したようです。土地は東電に無料で貸与されているそうですが、FITが適用されないので、運営は赤字だろうと思います。
設置されているのはシャープの太陽光パネル。設置角度は10度。下の写真のように草が少し伸びていますが、これでも今年一度草刈りをしているそうです。
この発電所は一般見学で構内に入れるというところが魅力だったのですが、構内と言ってもパネルから5-6mのところまで近づけるだけだったので、ガッカリしました。一応、サーモカメラを持って行ったのでサーモビューを撮りました。下の写真です。
ほとんど状況は判りませんね。近くのところのパネルはおそらく問題ないのでしょう。稼働5年と言うことですから、使われているのは2010年頃の製品だと思います。その頃のパネルはたぶん大丈夫だとは思いますが、7MWも設置しているので、詳しく見ていけばきっとおかしなパネルがあると思います。
残念ながら見学対応しているのは川崎市の人なので、発電所の運営・保守については東電に聞かないと判らないようです。一般見学だとこの程度なのでしょうが、保守について聞けないのは残念でした。
まぁ、これに懲りず、見学可能な発電所はどんどん回っていこうと思っています。
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